新しいiPad(2017)とiPad Air 2の違いを見てみよう。
先日新しいiPadが突然リリースされました。iPad Air 2の後継機とも言われている今回の廉価版iPadのどんなところが変わったのか、見ていきましょう。
まず本体サイズと重量ですが、iPad Airと同じ寸法・重量に戻っています。せっかくiPad AirからiPad Air 2になって薄く軽くなったのに、逆戻りしたというわけですね。まあ、微々たる差なので、気にならないと思います。具体的な数値は、高さ240mm、幅169.5mm、厚み7.5mm、重量はWi-Fiモデルが469g、Wi-Fi + Cellularモデルが478gです。2013年のiPad Airとまったく同じです。しかし、音量調節ボタンの位置・形状が異なるので、iPad Air用のケースは流用できません。
パフォーマンス
新しいiPadでは、iPhone 6s/6s Plusに搭載されたApple A9チップとM9モーションコプロセッサを搭載します。iPad ProにはA9Xが搭載されているのでここで差別化が図られているようです。まあ、12インチMacBookを超える性能をもったA9チップで不満を感じることは無いと思います。iPad Air 2のA8Xより電力効率が上がり、バッテリー容量も増えているため、バッテリーの持ちに大きく貢献しています。また、Slide OverとSplit Viewに対応していることから、メモリは2GBであることが予想されます。
ディスプレイ
これまでのiPadとおなじく、9.7インチのRetinaディスプレイが搭載されています。解像度も変わらず、2048x1536ピクセルで画素密度は264ppiです。しかし、全世代のiPad Air 2やiPad Proとは違い廉価版という位置づけからか、反射防止コーティングはされていませんし、フルラミネーションディスプレイでもありません。しかし、この2つがなくてもRetinaディスプレイは充分美しいです。私もiPad mini 2で実感しています。
カメラ
カメラもiPad Air 2と同じく、背面には800万画素のiSightカメラ、前面には120万画素のFaceTime HDカメラが搭載されています。iSightカメラでは最大1080pの動画撮影が可能です。iPad Airからの買い替えの人には大きな進化です。
新しいiPadは最大866Mbpsのスループットを持つIEEE802.11acでのWi-Fiネットワークに対応しています。またBluetoothのバージョンは4.2に上がりました。Wi-Fi + Cellularモデルでは最大150Mbpsの4G LTEネットワークに接続でき、Apple SIMを利用すれば140の国々で接続できます。
Touch ID
新しいiPadでもTouch IDによる指紋認証が可能です。ただ、現時点ではTouch IDがiPhone SEなどに採用されている第1世代なのか、iPhone 6s以降に採用されている第2世代のものかは不明です。
バッテリー
新しいiPadのバッテリーはiPad Airと同じ32.4WhでiPad Air 2より多くなっています。先ほど書いたようにA9チップの電力効率が上がっているのでバッテリーの持ちは良くなっていると思われます。
価格が安い
新しいiPadは安いです。32GBと128GBのラインナップがありますが、32GBモデルではなんと、税別37,800円です。これは今回販売を終了したiPad mini2とほぼ同じ値段です。良い意味で驚異的な価格設定ですね。私なら128GBのを買いたいですね。
アクセサリ
新しいiPad向けのSmart Coverも一緒に登場しています。買うなら是非(PRODUCT)REDを!
さて、新しいiPadの情報をざっと説明しましたが、いかがだったでしょうか。個人的な意見を述べるなら、iPad AirやiPad mini 1/2/3から乗り換える人、これから新たにiPadを買いたい人にとてもオススメです♫現在iPad Air 2を使っていて、特に不満がない人は、別に乗り換えなくてもいいかなという感じです。性能と引き換えに、1.4mmの厚さと32gの重さを許容できるかだと思います。といっても微々たる差なので、気にならないと思います。
それではまた。