ちやま式Blog

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新型MacBook Proの2種類の13インチモデルの違いは何なのか整理してみる



昨日発表された新型MacBook Pro。そのうち13インチモデルは2種類あるのですが、ぱっと見ても違いが分からないという方のために、違いを探してみました。共通する点は省略させていただきます。





Touch Bar及びTouch IDの有無
これが見た目上の最大の違いですね。名前にも現れていますが。無印モデルには従来のファンクションキーが搭載されています。ちなみに、Touch IDがあるのは、本来なら電源ボタンがある位置なので、特に違和感などは無いかと思います。






CPU
Touch BarとTouch ID搭載モデルではベースクロック2.9GHzのCore i5-6267Uがデフォルト。CTOカスタマイズで3.1GHzのCore i5-6287Uまたは3.3GHzのCore i7-6567Uが選択できます。TDPは28Wです。

それに対して無印モデルでは、ベースクロック2.0GHzのCore i5-6360Uがデフォルト。CTOカスタマイズで2.4GHzのCore i7-6660Uが選択できます。TDPは15Wです。

クロック周波数とTDPがかなり違いますね。これはCPU性能だけでなくiGPUの性能も関係しています。しかし、TDPがこれだけ違うのにバッテリー駆動時間が同じって…無印モデルどうした…。






GPU
Touch BarとTouch ID搭載モデルは、Intel Iris Graphics 550を搭載しています。グラフィックス専用のeDRAMを64MB搭載しており、他のiGPUより高い性能を誇っています。ちなみに私の自作機に積んでいるRadeon HD5770とほぼ同じ性能です。本当にGPUの進化は恐ろしいです。

それに対して無印モデルは、Intel Iris Graphics 540を搭載しています。こちらも64MBのeDRAMを搭載しています。Iris 550より約20%ほど性能が低いようですが、これでも一昔前のデスクトップ用GPUを超えているのですから充分と言えば充分ですね。





メモリ
Touch BarとTouch ID搭載モデルは2133MHz駆動のLPDDR3メモリがデフォルトで8GB、CTOカスタマイズで16GB積むことができます。しかし何故DDR4を採用しないのか私には理解できません。何か理由があるのでしょうが。

対して無印モデルではメモリ周波数が1866MHzまで下がっています。容量は同じく、デフォルトで8GB、CTOカスタマイズで16GBまで増やせます。





I/Oインターフェース
Touch BarとTouch ID搭載モデルは、4つのUSB-C/Thunderbolt 3ポートとヘッドフォンジャックが搭載されています。最大2基の外部5Kディスプレイと2基のRAIDシステムを同時に運用できます。まあ個人でここまでする人はいないでしょう。ちなみに4つあるUSB-C/Thunderbolt 3ポートはどれを使っても充電できるという優しい仕様。

無印モデルではUSB-C/Thunderbolt 3ポートが4つから2つに減っています。正面から見て左側に集中しているため、右側にはベッドフォンジャックしかありません。





マイク
細かい違いですが、Touch BarとTouch ID搭載モデルではトリプルマイクなのに対し、無印モデルではデュアルマイクになっています。なんで3つに増えたのか謎。





バッテリー容量
駆動時間こそ変わっていませんが、Touch BarとTouch ID搭載モデルは49.2Whなのに対し、無印モデルは54.5Wh。初めて無印モデルが勝ちました。
でも駆動時間は一緒なの。そう、一緒なの。





まとめ
個人的見解では、無印モデルはMacBook Airを置き換えるモデルなのではないかと思います。CPUやiGPUの性能差が前モデルまでのMacBook AirMacBook Proの関係と同じだからです。また、発表会でも無印モデルはMacBook Airと比べられています。Touch Barに関心が無いという方や、そこまでの性能は求めていない方には無印モデルが丁度いいのではないでしょうか。私としてはもちろんTouch BarとTouch ID搭載モデルが欲しいですね。

Touch BarとTouch ID搭載モデル、無印モデル共に今日から注文を受け付けていますが、すぐに出荷されるのは無印モデルのみとなっています。