ちやま式Blog

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Thunderbolt 3の帯域制限にTouch Barの正体!新型MacBook Proの不思議な仕様


新型MacBook Proに搭載された新しいユーザーインターフェースのTouch Barですが、その正体は「小さなApple Watch」であることが明らかになりました。



開発者のスティーブン・スミス氏によると、ハードウェアの起動やコントロール、Touch BarにTouch ID、FaceTime HDカメラまでも制御するようになったApple T1チップですが、実はApple Watch向けのApple S1チップを改良したもので、Touch BarはwatchOSで動いているというのです。MacBook Proの電源が落ちている状態でも超低消費電力で稼働し続けるので、セキュリティ面で大きな改善にもなっているそうです。

AppleはTouch BarのAPIを公開しており、既にいくつかのビッグネームがTouch Bar向けのリリースを間近に控えているようです。以前MicrosoftがSideShowというものを出して失敗に終わっているようですが、Touch Barは軌道に乗りそうですね。今後が楽しみです。





お次は少し深刻な話。なんと13インチのTouch BarとTouch ID搭載モデルでは一部のThunderbolt 3ポートに帯域制限がかけられているというのです。簡単に言うと、Thunderbolt 3本来の性能を発揮できないということです。

これはAppleのサポートページから判明したもので、正面右側のポートに帯域制限がかけられているというものです。これについてAppleは「パフォーマンスを最大限発揮するためには、左側のポートを使用することをお勧めします」とのこと。外付けHDDや外付けSSD、外部ディスプレイは左側に接続して、USBメモリやマウス、マイクなどは右側にという風に使い分けるのが良いと思われます。
ちなみに、元々Thunderbolt 3ポートが左側に2つしか付いていない13インチ無印モデルや、15インチTouch BarとTouch ID搭載モデルでは同様の制限はありませんのでご安心を。

しかしなんでまたこんな仕様になったのか。恐らくハードウェアの制約によるものだと思いますが、安心して選ぶためにも解消されて欲しいものです。