春のAMDのRyzen祭り!16コアの超ハイエンドからVega GPU搭載APUまで
米AMDは16日に行われた「Financial Analyst Day」というイベントで、Ryzenシリーズの新製品をいくつか発表しました。今回はコンシューマー向けのみ書きます。
Ryzen Threadripper
以前から「Ryzen 9」として噂されてきた最大16コア32スレッドの超ハイエンドデスクトップPC向けのCPUです。Intelの次期ハイエンドCPU「Skylake-X」と「Kabylake-X」に対抗するモデルになります。ソケットはAM4ではなく、専用の新たなソケットを採用するようで、これによりAM4プラットフォームでのネック部分を解消するとのこと。
Ryzen 3
Ryzenシリーズの下位モデルのRyzen 3が2017年第3四半期に投入される。4コア4スレッドとなる。また、Ryzenを搭載したコンピュータが第二四半期よりOEMから本格的に発表される見込みだ。
Ryzen Mobile
以前から「Raven Ridge」と呼ばれていたZenアーキテクチャCPUとVega GPUを統合したAPUが「Ryzen Mobile」として第三四半期に登場する。4コア8スレッドとなる。従来のモデルに比べて、CPU性能が最大50%以上、GPU性能が最大40%以上向上し、消費電力は半減するとのこと。Ryzenはクロック周波数を下げるほどワットパフォーマンスが上がるので、ノートPCへの搭載が可能なのは十分頷ける。個人的には13インチMacBook Proへの採用が決まって欲しいところ。