美しすぎるキャプチャーユニット「AVerMedia BU110」をNintendo Switchで使ってみるフォトレビュー 【商品提供】
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ここ1年くらい、細々とブログ書いたりYouTubeでライブストリーミングをしたりしていたわけなんですが、久しぶりに企業案件を頂くことができました。しかも今回は前から使ってみたかったキャプチャーユニット!今回の私は気合が入っております。
今回紹介するのは、AVerMedia社から販売されている、コンパクト&超軽量なキャプチャーユニット「BU110」です。
AVerMedia UVCキャプチャーデバイス BU110 DV456
- 出版社/メーカー: AVERMEDIA
- 発売日: 2017/12/12
- メディア: Personal Computers
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BU110はHDMIコネクタを搭載したカメラを接続して、最大1080p60fpsの映像をキャプチャーすることが可能です。例えばプレゼン中に撮影した映像を流すときや、実写映像を使ったライブストリーミングなどに最適です。Windows/MacだけでなくAndroid端末にも対応しており、「CameraFi Live」というアプリを使えば、カメラが写している映像をスマホで録画・配信することも可能です。
さて、前置きはこれくらいにして、早速開封していきましょう。
箱の大きさは大体iPhone 6と同じくらい。パッケージの時点で、だいぶ小型なのがわかります。
側面には製品仕様と動作環境が書かれています。ちなみに、私のPCはここに書かれているCPUスペックを満たせていませんでしたが、特に問題なく使えました。(後で詳しく書きますが、第8世代以降のCore i3以上を推奨します)
箱を開けると、まずクイックガイドがお目見え。それをどかすと、本体が現れます。本体はさらにふた回りほど小さいです。手のひらに収まっちゃうレベル。すごく軽いです。アウトドアで収録してたら紛失しそうで怖い。空港の荷物検査で没シュートされない限りはどこにでも持っていけそうな軽さです。
んでこれ、HDMI端子は入力用のものが1基あるだけですね。ゲーム用のキャプチャーユニットだとパススルー機能があるのですが、BU110は元々カメラを接続することを前提としているため、パススルーのための出力用のHDMI端子は無いわけですね。これは問題ありません。
本体が収まっていたスポンジ?的なやつを外すと、その下に二本のケーブルが入っていました。片方はUSB-C to USB-Cのもの、もう片方はUSB-C to USB-Aのものが入っていました。USB-Cコネクタが無いパソコンやAndroid端末に接続する場合は、後者のケーブルを使います。また、microUSBコネクタがを搭載しているAndroid端末に接続する場合は、別途OTG機能のあるmicroUSB to USB-A(メス)の変換アダプタも必要になりますのでご注意を。
使ってみよう
それでは早速早速パソコンに接続していきます。まずは付属のケーブルの片方を自作パソコンのUSB-Aコネクタに接続して、
もう片方をBU110のUSB-Cコネクタに接続すると、
LEDインジケータが青色に点滅します。これはキャプチャーするデバイスを探している状態を表しています。
この時点ではキャプチャーするデバイスを接続していませんので、インジケータは赤色の点灯に変わります。
HDMIケーブルを接続してキャプチャー対象のデバイスが認識されると、インジケータは青色の点灯に変わり、BU110側の準備は完了となります。次はPC側の設定です。私はAndroidデバイスを持っていないので、今回はWindowsパソコンのみの設定となります。
BU110は、公式が推奨している配信・録画ソフトの「RECentral」の他にも、「OBS Studio」などでも使用できます。今回はよく使うOBS StudioとRECentralの両方で検証します。
本来BU110はカメラと接続することを前提にした製品ですが、我が家にはHDMIでの映像出力が可能なカメラが無かったので、代わりにNintendo Switchを接続してみました。そのため、もしかしたらカメラを接続した時と挙動が異なるかもしれませんが、予めご了承ください。
OBS Studioの場合
OBS StudioでBU110を使用するには、「ソース」から「映像キャプチャデバイス」を追加してBU110を指定する必要があります。キャプチャーする解像度やフレームレートもこの時に決めます。特に理由がなければ、フルHD60fpsでいいと思います。
PCゲームなどではこのようにキャプチャー対象を指定するだけでいいのですが、どうやら今回はこのままでは音声が流れないようです。というわけで、画面右下の「設定」から設定画面を開き、音声タブからマイク音声デバイスにBU110を指定します。これで問題ないはず。そう思っていた時期が私にもありました。
音が鳴りません
はい、いつもならこれで音が聞こえるんですが、今回はダメです。検証中の私は潔く諦めて、解決方法をググることにしました。
で、どうやらソースのプロパティから音声出力モードを「Wave Out」にして、「カスタム音声デバイスを使用する」にチェックを入れたところ、音量のバーが反応するようになりました。とりあえずこれでいいみたいです。いやー、よかったよかった。
で、いざテスト撮影を始めると、映像の遅延が酷いことに気づきます。AverMediaの公式アカウントさんに聞いたところ、「仕様上1秒程度の遅延が発生する場合があります」とのことですが、1秒では収まらないレベル。どうしたものかと悩んでいると、公式さんが「OBSの場合、USB機器をたくさん繋ぐと帯域がキツくなって遅延が増える可能性がある」という一言が。普段使っている自作パソコンからUSB機器を根こそぎ外すわけにはいかないので、別の別のパソコン(デルアンバサダープログラムでお借りしていたNew XPS 13)にBU110のみを接続してみることにしました。すると………
遅延がほぼなくなりました。
ずいぶんあっさりと解決しました。OBS StudioではUSB機器の繋ぎすぎは避けた方が良いという、新たな知識を得ることができました。公式さんありがとう。
RECentral 4の場合
AverMediaさんが推奨している純正ソフトの「RECentral 4」では、BU110を繋ぐだけでプレビュー画面にキャプチャーした映像が表示されます。音声も問題なく聞こえます。
あ、なんだこれ、めっちゃ楽じゃん。さっきまでOBSで苦労していたのは一体………
あまりにも楽すぎてついテストプレイを30分もやってしまいました。いやほんと、これはすごい。単にキャプチャーした映像を配信するだけなら、OBSじゃなくてRECentralの方が絶対良い。
で、RECentralでの注意点として、「CPU使用率がかなり高くなるので、要求仕様を満たせないと映像がカックカクになる」ということです。上の画像を見るとわかりますが、第4世代Intel Core i5 4440以上が要求されています。流石に古いので新しい情報に書き換えると、「第8世代Intel Core i3 8100または第2世代AMD Ryzen 3 2200G以上」です。ちなみに私は第6世代Intel Pentium G4400でCore i5 4440には全然足りませんが、普通に動きました。意外といけますね。これは嬉しい誤算でした。
まとめ
・非常に美しい外観を持ち、なおかつ非常に小型・軽量で、どこへでも持っていける
・USB-C to USB-Aのケーブルが付属しているので、別途買う必要がない
・純正ソフトのRECentralはとっても楽に配信できる。しかも綺麗
・エンコードはPC性能に依存するので、良いPCじゃないとカックカクになるyo!
・OBS Studioで使うときはひと工夫必要
検証途中、OBSの設定で悪戦苦闘はしましたが、製品そのものはとても良かったです。語彙力がないのでうまく表現できませんが、カメラで撮影した映像をパソコンに映して使いたい、という人にはうってつけの製品だと思います。AverMediaさん、ありがとうございます。
ではまた、いつかお会いしましょう。